「どうして?貴方は…こんな僕でも使ってくれるの?」

「俺は君を男娼目的でもらったんじゃないよ」


 少年は 首を傾げる どうして?と ただ純粋に不思議がる

 
「ただ…人間と、一緒にいたいだけなんだ」

「僕はアンドロイドだよ…えと…」

「スズキだよ、俺は」

「スズキさん…僕は、人間じゃないよ…」


 でも君は 確かに 人間の瞳をしていた


「いいんだ…君は、周りの奴らより…ずっと人間らしい」

「そう…」


 まだ納得できていない そんな表情を浮かべて 少年は呟く

 
「ねぇ…君の名前、何がいいかな?」

「名前?」

「前のご主人は何て?」

「お前…とか、犬とか…子猫、ちゃん…とか」


 どれも 趣味が悪いなと思う
 

 
   






















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